治療中の不快感はありますか?
* 痛み
装置を装着したり調整すると数日間、歯が浮いたような感じが出ることがあります。この間はあまり固いものは食べられません。痛みの程度としては小学校の低学年のお子さんでも耐えられる程度ですので、あまりご心配はいりません。必要な場合は鎮痛剤をお出しすることもあります。
* 口内炎
口の中の装置が頬にあたって口内炎が出来ることがあります。通常は1週間ほどで収まりますが、歯の移動によって針金が余ってきた場合は装置を調整する必要がある場合もあります。口内炎が治るまでは塗り薬や装置をカバーするやわらかいロウを使うこともあります。
* 食事
通常の食事は可能ですが、粘つくもの(チューインガム、ハイチュウなどのソフトキャンディ)や特に固いもの(おせんべい)などは装置を壊す可能性がありますので避けてください。
* 発音
装置をつけてしばらくはいくぶん、しゃべりにくいかもしれません。しばらくすると慣れてきて普通通りにお話ができるようになります。
* 虫歯
装置が入っていると歯磨きが難しくなりますので、きちんと磨けないと虫歯にかかりやすくなります。ですから、治療期間中は毎回チェックをして、歯磨きの指導を行います。また、必要な場合は担当の衛生士が装置の下のクリーニングを行い、フッ素のペーストで虫歯の予防を行います。もし、虫歯が出来ると一時的に装置を外さざるを得ない場合もあり、治療期間が長くなります。
* 楽器
フルートやトランペットのような唇で音を作る楽器は演奏しにくいかもしれません。また、クラリネットなどのリード楽器は上顎前突(出っ歯)の状態を悪くする場合もありますので、パートを変更する事が必要かもしれません。バイオリンやピアノなど、直接口で演奏しない楽器は特に問題はありません。また、音楽の授業などでリコーダーやハーモニカを吹く程度でしたら、大きな問題は無いと思います。
* スポーツ
直接、ボディコンタクトがあるような激しいスポーツ(ラグビー・空手・バスケットボール)等では直接、口の周りに打撃を受けると装置で口の中を切る可能性があります。そのため、場合によってはマウスピースなどの着用が必要になる場合があります。ただ、このようなスポーツでも小中学生のレベルでしたら特に問題になる事は無いとおもいます。その他のスポーツ(陸上、水泳など)については全く問題はありません。陸上の100mの世界記録保持者であったカール= ルイス選手が現役中に矯正治療を行っていたのは有名です。
* 友達・学校
10年ほど前までは、矯正装置を装着すると学校の先生に「このような目的で矯正装置を装着しましたので、お友達から、からかわれたりしないように、ご配慮をお願いします。」というお手紙を書いていた事もありました。最近では、矯正治療をうけるお子さんが増えてきましたので、このような心配はほとんどありません。逆に、歯並びが悪いことを理由にからかわれたり、いじめられたりして矯正治療を希望するお子さんも増えてきました。
さらに最近は装置をつけていることを楽しむために、ワイヤーを取り付けるためにカラフルなシリコンのゴムを使うこともできます。当院では常に30色ほどのゴムの中から選ぶことができます。もちろん、透明や歯の色(アイボリー)の目立たないゴムを選択することもできます。
* 装置の見た目
歯の裏側からつける装置もありますが、かなり費用がかかる上、細かい調整が困難で治療期間も余分に必要なため、適応可能な症例が限られます。外側につける装置でも、歯と同じような色のセラミックの装置を使って治療を行う事もできます。セラミックの装置だと通常の金属の装置と比べて治療期間にもあまり差はありませんし、費用もさほどは余分にかかりません。
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