下顎隆起 ー 口腔ガンと間違えられる症状
下顎の小臼歯(糸切り歯の奥の歯)の舌側の骨の表面に現れる骨の隆起(盛り上がり)です。正常な部位との境い目がはっきりと判ります。半球状のものからやや大きなものまでありますが、多くの場合は両側に出来ます。一個の場合や数個できる場合もあります。
口蓋隆起と同じように痛みや感覚の異常が現れる事もなくすこしづつ大きくなっていきますが、あまり大きくなると話したり食事をするのに邪魔になる場合もあります。
骨の隆起ですから押さえてみると硬く、粘膜が薄いので痛む事もあります。食べ物などが当たって潰瘍などを作ったり炎症をおこしている事もあります。特に義歯や歯の詰め物の型を採るときにトレーの縁が当たって痛む事があります。
すこしずつ大きくなっていきますので、気がついた時にはかなり大きくなっている事もあります。これも一応、「良性腫瘍」に分類されますが、通常はそのまま経過観察をします。あまり大きくなって、食事や会話の妨げになったり、義歯の制作の邪魔になる場合は外科的に取り除きます。発生の頻度は男性より女性に多く、中年を過ぎてから大きくなる事が多いようです。また、家族的に見られる事が多いと言われています。
表面に顆粒状の凹凸の肉芽や潰瘍がある場合、急激に大きくなった場合それに片方だけに大きな隆起がある場合は、扁平上皮癌や小唾液腺癌が疑われる事もありますので、気になるときは必ず受診してください。
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