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薬剤情報

kena.jpeg効果
ケナログ(薬剤名:トリアムシノロンアセトニド)は、慢性はく離性歯肉炎(歯茎の表皮がぼろぼろと剥ける)びらんや潰瘍を伴う治りにくい口内炎や舌炎の治療薬です。炎症を鎮めるステロイドが配合されています。

作用機序
 合成ステロイドには外来の刺激に対する体の炎症反応をおさえる作用があります。作用機序は炎症起因物質や免疫細胞の働きの抑制によります。

用法・用量
 添付文章には「通常,適量を1日1?数回患部に塗布する。なお,症状により適宜増減する。」といったいどれぐらい塗ったらよいのか、ぜんぜん判らない書き方をしてあります。あまり盛り上がるほどたくさん塗っても、取れますので、口内炎の上に薄く延ばす程度の量で結構です。食事をすると取れますので、食後に歯を磨いてから塗ってください。
 まず、手をきれいに洗ってからガーゼかきれいなティッシュペーパーなどで軽くおさえ、患部の水分を取ります。唾液がついていると付きが悪くなります。口内炎の大きさにもよりますが、あずき粒の半分から1/4ぐらいを目安にして指先に薬を取り、直接患部に塗ってください。ごしごし塗り込む必要はありませんので、そのままそっとカバーします。あとはなるべく薬が剥がれないように唇や舌を動かさないでください。夜、寝る前に塗るのが一番効果的かもしれません。義歯をお使いの方で、義歯の下の口内炎の場合は義歯を装着しておいたほうが薬が流れません。

禁忌(使ってはいけない方)

 ○この薬の成分に対し過敏症を起こした事がある方

原則禁忌(使用しないことを原則とするが,特に必要とする場合にはのみ慎重に使用する方)

 ○口の中に細菌感染を起こしている患者さん
  細菌やカビによる感染を起こしている場合、ひどくなったり症状を隠すことによって重症化に気づかない危険性があります。歯の神経が腐って膿が出ていたり、歯槽膿漏で膿が出ている場合は原則として使いませんので、気をつけてください。

服用上注意すべき方

○高齢者の方
 高齢者では、副作用があらわれやすいので、少量から開始する場合もあります。また、副作用がないか常に体の状態にご注意ください。(これはどの薬でも同じです)

○妊娠中または授乳中の方
 妊婦又は妊娠している可能性のある方には治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ使用していただきます。ただし、妊娠の初期に気づかずに少量使用していたとしてもほとんどは問題がありません。

○新生児、乳児、幼児又は小児
 長期間の連用で成長障害を起こす可能性があります。

相互作用のある薬

 ○他のステロイド剤


 結構、口内炎で悩んでいる方が多いようなので、口内炎というエントリを書こうと思っています。

効果
ロキソン(薬剤名:ロキソプロフェンナトリウム)は、痛みを止めたり、腫れを引かせたり、熱を下げるお薬です。特に痛み止めの作用が強力です。またプロドラッグという種類に属し、胃腸で吸収されてから効果を及ぼす物質に変換されて作用しますので、胃腸への障害が起こりにくいという特徴があります。

作用機序
 プロスタグランジンという痛みや腫れを生じる物質が体の中で合成されるのを抑制します。服用後、胃粘膜刺激作用の弱い未変化体のまま胃腸から吸収され、その後速やかにプロスタグランジン生合成抑制作用の強い活性代謝物trans-OH体(SRS配位)に変換されて作用します。

用法・用量
 「痛い時に飲んでください」と指示があった場合は、指示に従って1回1-2錠を服用してください。毎食後服用の場合は1回1錠を服用してください。なお、年齢、症状により適宜増減する場合がありますので、指示された用量をご確認ください。また、できるだけ空腹時の服用は避けてください。服用前に軽食を摂るかコップ1杯の多めの水か牛乳で服用してください。

禁忌(飲んではいけない方)

 ○消化性潰瘍のある方
 プロスタグランジン生合成抑制により、胃の血流量が減少し消化性潰瘍が悪化することがあります。

 ○重度の血液の異常のある方
 血小板機能障害を起こし、悪化するおそれがあります。

 ○重い肝障害のある方
 副作用として肝障害が報告されており、悪化するおそれがあります。

 ○重い腎障害のある方
 急性腎不全、ネフローゼ症候群等の副作用を発現することがあります。

 ○重い心機能不全のある方
 腎臓のプロスタグランジン生合成抑制により浮腫、循環体液量の増加が起こり、
 心臓の仕事量が増加するため症状を悪化させるおそれがあります。

 ○ロキソニン錠の成分に過敏症の既往歴のある方

 ○アスピリン喘息の既往のある方
 アスピリン喘息発作を誘発することがあります。

 ○妊娠末期の方
 陣痛を弱めることがあります。

服用上注意すべき方

○高齢者の方
 高齢者では、副作用があらわれやすいので、少量から開始する場合もあります。また、副作用がないか常に体の状態にご注意ください。(これはどの薬でも同じです)

○妊娠中または授乳中の方
 妊婦又は妊娠している可能性のある方には治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ服用していただきます。特に、妊娠末期の方は服用しないでください。体の中で陣痛を起こす物質(プロスタグランディン)の合成を阻害しますので、分娩が遅延する可能性があります。また、母乳への移行が確認されていますので、授乳中の方は服用しないでください。やむをえず服用する場合には、授乳一時的にを中止していただきます。

○新生児、乳児、幼児又は小児
 絶対に服用させないでください。ごくまれですが、重篤な副作用が起こる可能性があります。

相互作用のある薬
 ○ワルファリン(抗凝固剤:血液をサラサラにする薬)ー効きすぎる可能性があります。

 ○トルブタミド(血糖降下剤:糖尿病の薬)ー効きすぎる可能性があります。

 ○ニューキノロン系抗菌剤(ばい菌をやっつける薬)痙攣をおこす可能性があります。

 ○メトトレキサート(リュウマチの薬)ー効きすぎる可能性があります。

 ○炭酸リチウム(精神安定剤)ー中毒を起こす可能性があります。

 ○チアジド系利尿薬(利尿・高圧剤)ー効き目が悪くなる可能性があります。

 当院でお薬を差し上げた場合は「薬剤情報」という紙を差し上げています。この紙にはそれぞれのお薬の外見、名前、効能、用法、副作用などについての説明しています。この紙はよくお読みになって、お分かりにならない場合を電話で結構ですので、お尋ねください。また、お薬を飲み終わってしばらくは保管をしておいてください。

 もし、服用中または服用後数週間以内に内科等、他科の医療機関を受診される場合は必ずお持ちになってください。他科の先生が投薬をされる上でのご参考になると思います。