2007年5月アーカイブ

 先日、テレビで『レッド・ドラゴン』(Red Dragon)をやっていました。長男はホラー映画があまり得意ではない?ので見なかったのですが、娘のほうは気に入ったようでした。それで今度はThe Silence of the Lambs - (羊たちの沈黙)を見たいというのでDVDを借りてきました。携帯電話にメールで送られてきたTUTAYAの半額クーポンがあったので、1週間レンタルで95円です。

 1991年に『羊たちの沈黙』が公開された時はアメリカに住んでいたので、公開と同時に映画館で見た覚えがあります。今では海賊版対策で世界同時公開が普通ですが、当時はアメリカでの公開から4-6ヶ月遅れて日本で公開されていました。

 まだ、アメリカに住み始めて1年ぐらいだったので、微妙に聞き取れないところがあってトマス・ハリス(Thomas Harris)の原作本を買って読みました。読んでみて初めて「ああ、そうだったのかぁ」と思う所も多くて思い出深い映画です。やはりハンニバル・レクター博士の役はアンソニー・ホプキンス以外にはあり得ないですね。

 アメリカに住んでいるときにビデオも買ったので、すでに4回はこの映画を見ているのですが、初めて字幕版を見ました。あまりしっかりと見ていた訳ではないのですが、DVD版の字幕には細かなところで誤訳が目立ちました。

" I love your suits." (素敵なスーツだね。)が「服を大事にしな」になっていました。レクター博士は噛み付かないようにマスクを付けさせられていたので、翻訳をした人は"I"が聞き取れずに命令形になっています。

"Chek you weapon."(銃を預けなさい)が「銃をチェックしろ」になっていました。これは確かに台詞だけ聞くとどちらか分からないのですが、直後に銃を預けるシーンがあるので、分かりそうなものです。この場合のcheckはcheck upのチェックではなく、check inのcheckです。

 もしかしてDVD版も誤訳で有名な字幕翻訳者のT田さんでしょうか?

 レクター博士の最後の台詞、 "I'm having my old friend for dinner."は「私の古い友人を夕食に・・・」となっていたのですが、これは普通は「古い友人を夕食に招いている」というような意味になると思います。ところが、「人食い」のレクター博士の台詞としては「古い友人を夕食にしようとしている。」つまり、友人を食べようとしているという意味にもとれます。

 こんなのは翻訳者の優劣によらず、翻訳不可能な部分なんですが、秀逸なオチだけになんとか翻訳出来ないものでしょうか。解説してしまうとちっとも面白く無いのが難点です。

 1990年まではは無料だったNTTの番号案内ですが、現在は月に1回は63円、2回目以降は94.5円が課金されます。これが深夜だと1回157.5円です。

 有料化の際の理由として、
○利用が一部の加入者(セールス業者など)に偏っている。
○電話料金の引き下げを行うための障害となっている。
○有料で提供されている国も多い。

などがあげられていました。でも、もとはと言えば電話料金は交換手さんが繋いでくれる事を前提に決定されていて、全自動交換機の導入に際して自分でダイアルするのだから番号案内は無料になっていたそうです。番号案内が導入された経緯を考えると有料化する根拠が希薄に思えます。

 最近では携帯電話の普及やiタウンページによる検索によって問い合わせは減って来ているようですが、この7月から新しいサービスを開始するようです。

NTT東日本と西日本は7日、番号案内サービス「104番」で案内した番号に、希望すればそのままつないで通話できる新サービスを7月1日から開始すると発表した。これまでのサービスは、案内を受けた後、いったん電話を切って、電話をかけ直す手間があった。

 NTT東西では、新サービスの提供が104の利便性向上につながると判断し、導入を決めた。料金は通話料と、別途接続料31・5円が必要だ。

 番号案内には人件費がかかるのはある程度は理解できますが、オペレーターはコンピューターで検索しているわけですから、そのまま繋ぐのにあまり手間は必要なさそうです。31.5円はちょっと高くないでしょうか?

home_ties.jpg
 県外の高校に通っている長男が連休で帰って来ていたのですが、連休も終わっていよいよ寮に帰る日が来ました。家を出て一人で寮で暮らすのは初めての経験ですが、ろくに電話も手紙もよこさないので元気だろうかと心配するばかりで親は何も出来ません。ひさしぶりに帰ってきたら少し痩せていました。

 車で駅まで送って行ったのですが、わたくしの好きなNorman RockwellのBreaking Home Tiesという絵を思い出しました。自宅を離れて州立大学に通う息子が大学へ帰るところだと思います。横に座っているのはバスターミナルまで息子を送って来た父親です。二人は父親の古びたピックアップトラックのステップに座ってバスを待っています。息子はバスが来ないかと道の向うを見ていますが、父親は息子と話をするでもなく所在無さげにタバコを吸っています。息子の膝には犬が頭を乗せています。

 大学で一人で長崎に暮らしていた頃、夏休みが終わって熊本から長崎に帰る時、父は車でわたくしをバスターミナルまで送ってくれました。バスが来るのを待つ間、父はいっしょに待合室のベンチで一緒にバスが来るのを待ってくれていました。特に、会話をする訳でもないのですが、バスが来て「それじゃ、行くね」と言うと、父は短く「ああ」と返事するだけでした。

 今日、今度は自分が息子を駅まで送って来て、あの時の父の気持ちとこの絵に描かれた父親の気持ちが理解出来たような気がします。言葉にはできない感情があると改めて感じました。

 連休後半初日、良い天気でした。昨日の振替で朝からレッスンでした。Goltermanのコンチェルト第4番の第1楽章はちょっと時間がかかったのですが、なぜだか第2楽章はレッスン4回で終わってしまいました。第1楽章はアレグロ、第二楽章はアンダンティーノというのが大きく影響しているように思います。どうも、早いパッセージが続くとそれだけで進度ががっくり落ちます。最初に3楽章を終わっていましたので、やっとGoltermanのコンチェルトは終わりです。

 次はスズキの5巻からDanse Rustique Op.20-5です。Goltermanの第二楽章は#が5つもついてやたらに大変だったのですが、今度はフラットが1つだけです。帰ってからちょっと弾いてみましたが、ポジション移動も少なくて最初は意外と簡単そうです。とりあえず、今回はフィンガリングを自分で考えるようにという宿題が出ました。楽譜にじぶんなりに考えて書き込んでいますが、はたして正解でしょうか?来週が楽しみです。

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