昨日、「過去55年間で最低 - アメリカのタバコ消費量」というエントリーを書いたのですが、今日はもう一つ過去55年間で最低を記録した話を見つけました。
内閣府がまとめたわが国の貯蓄率は、最新の2004年度で2・8%になったという。何と55年ぶりの低水準だ。貯蓄率はこれまで、一時期を除いて10%台で推移し、高度成長期の1970年代半ばには20%を上回っていた。「日本は貯蓄超過国だ」という常識が定着したのも当然のことであった。 しかし、その常識は完全に過去のものとなろうとしている。成熟化に伴って経済が伸び悩み、高齢化が進展する中で貯蓄率は低下傾向をたどっている。00年度はかろうじて7・6%だったが、年を追うごとに5・1%→4・5%→4・1%→2・8%と低下。00年以降はドイツやフランスの水準をも下回っている。FujiSankeiBusiness iより
木村剛氏はその原因としてゼロ金利政策や勤勉に貯蓄する団塊の世代のリタイア等をあげています。団塊の世代がリタイアして趣味や旅行に貯蓄を使うのはお金の循環という観点からは悪い事ではないように思います。
では貯蓄をしない若い世代はどうでしょうか?第一次大戦後のドイツの兄弟の寓話を思い出します。
兄はぐうたらで毎日ビールを飲んでは空き瓶を庭に埋めていた、弟は勤勉に働いては貯蓄をしていた。第一次大戦の後のインフレが来て弟の預金は紙くず同然、兄は庭に埋めた空き瓶を売って大儲け。
日銀は量的緩和の解除を発表しましたが、このあとコントロールされたインフレに以降するのか、制御不能なハイパーインフレに突入するのか誰にも判りません。単に預金をする事さえもリスクになる可能性もあると思います。

コメントする