2007年05月06日

●手品用加工コインは違法か? 貨幣損傷論争、控訴審へ

 Mr.マリックもコインの中をタバコが通り抜けるマジックをやっていますが、現在日本ではコインを加工すると罪に問われます。

 マジックのために百円玉に穴を開けるなど加工した硬貨を販売しようとしたマジシャンが貨幣損傷等取締法違反などの罪で有罪判決を受け、波紋が広がっている。マジシャンたちは「これではコインを使ったマジックができなくなる」と猛反発。対する検察や裁判所は「日本の硬貨ではなく、外国のコインを使えばいい」と突き放す。“通貨の番人”である日銀も「手品目的でも硬貨を加工するのは違法」と渋い顔をみせる。
FujiSankei Business i.より

 もともとは戦後に地金の価格が高かった時代に硬貨を鋳つぶして地金として売り買いするのを防ぐ為に制定した法律だったようです。であれば、映画やドラマの撮影用に許可を得ればパトカーと同じ塗装の車を走らせても良いのと同じで、一定の手数料を取って許可制にすれば済むと思います。法の主旨を考えずに取締をするのはあまりに杓子定規ではないでしょうか。

 では、最近流行っているお札の折り紙はどうかというと、お札を切ったり燃やしたりしても特に罰則はないようです。でも、国立印刷局のHPによると、

Q. お札を折り紙として使ったり、落書きをしたりすると、何か問題になるのでしょうか?

A. 法令上、直ちに違法な行為とは言い切れませんが、皆様が傷みの激しいお札や、本物にあるはずのない書込みや印字がされている変なお札を手にしてしまった場合、偽札かどうかの見分けがつきにくくなります。また、ATMや自動販売機で使えなかったりするなどのトラブルのもとになります。

お札を切り刻んだり、燃やしたりして損傷する行為はもちろんのこと、ちょっとしたいたずら程度と思われる行為も、お札を使う場面では大きな支障となることがあります。お札はみんなで使うものですから、大切に使ってください。

 あくまでも、「お願い」という事ですが止めてくださいとの事です。でも、1万円札でも印刷コストは20円ぐらいだとの事ですから、あまり国家財政にダメージを与える事もなさそうです。
 
penny_press.jpg
 アメリカでは観光地に行くとたいていこんな器械が置いてあります。50¢から1ドルを1¢硬貨と一緒に入れてハンドルを回すとプレスして記念メダルにしてくれます。ハンドルは自分で回すようになってますし、完全にメカニカルなしくみだけで動くようになっていますので、電気はいりません。とんでもない山の上なんかで見つける事もあります。アメリカでは硬貨を現在のところでは硬貨をプレスしたりする事は違法ではありません。train.JPG

 ところが、日本でも電線や公園の滑り台まで盗まれるほど地金の価格が高騰していますが、これは世界的な傾向のようです。

 日本の1円玉に相当する米国の貨幣といえば1セント(約1円20銭)硬貨。「ペニー」と呼ばれる米貨幣経済の最小単位が、年内にも廃止され、財布から姿を消す。

 米紙ワシントン・タイムズによると、米造幣局は近く1セント硬貨の廃止を盛り込んだ米国の貨幣制度見直しのたたき台になる報告書を議会に提出。上院などで年内にも結論を出す予定だ。

 降ってわいたようなペニーの“引退”騒動。背景には、世界的な資源価格の高騰がある。製造にかかるコストが額面の1セントを大幅に上回り、つぶされて地金として転売される事態が懸念されているためだ。

IZAより

 もしもペニーがなくなったら、全米に何万台もありそうなPenny Pressの器械はどうなってしまうのかがちょっと心配です。ちなみに1円玉の貨幣価値はもちろん1円。1円玉の重さは1gですが、現在のアルミ地金の価格は1gが0.2円ですので、1円玉を鋳つぶしたら違法の上に大損です。

 ユーロ圏では小額硬貨は廃止の方向にあるようですが、日本でも電子マネーの流通量が増えるとそのうち1円玉廃止なんて日が来るかもしれません。

●同じ車を一日に二回盗まれた男

 同じ車を一日に二回盗まれてしまった人がいるそうです。

 ウイスコンシン州STEVENS POINTに住むYork Heidenさんは4月27日に1990年製のAudi Quattroを盗まれてしまいました。彼の妻がスーパーマーケットの駐車場に鍵をつけたまま駐車してちょっとした用事をすませている間の出来事でした。自動車修理工場を経営しているHeidenさんはすぐに、あちこちの知り合いに電話を掛けて探してもらったところ、彼の友人が車を見つけてくれました。車には鍵がついていませんでした。    Heidenさんがスペアキーを取りに行っている間、彼の友人が車のイグニッションコイルを取り外しておいてくれました。でも、スペアキーを持って戻った時には車は無くなっていました。1990年製のAudi Quattroは2つのイグニッションコイルが無いとエンジンがかからない筈なのにです。

 Heidenさんはスペアキーを手にしたまま呆然と立ち尽くしてしまったそうです。彼の友人は「見つけた後、車を離れるべきではなかったのではないか?」と言いました。でも、Heidenさんは笑いながら言いました。「分かっているよ、分かってるよ、車のそばを離れるべきでなかった事はね。でも世の中には沢山の『もしもあの時』って事があるんだよ。今度こんな事があるんだったらタイアを外すべきだね。」

 後に警察がこの近所で車を発見しましたが、テールランプと内装の一部が壊れていたそうです。

 Heidenさんがこの試練から学んだ事とは、
「車のキーをつけたままで車を離れない事だね。それと盗まれた車を見つけたら、車から離れない事だね。」とHeidenさんは言っています。

 Local6.comより

 いわゆる、Joyride(ティーンエイジャーなどが人の車を盗んで乗り回してはその辺に乗り捨てる)だったんでしょうね。17年もののAudiですし、高く売れそうな車とは思えません。アメリカの友人が古いフォードのピックアップトラックに乗っていたのですが、実験室に鍵を忘れた時、「面倒だからHot Wireでいこう」と言いながらコラムシフトの配線のカバーを外して直接ケーブルを繋いでエンジンを掛けてました。

 「そんなんで盗まれたりしないの?」と聞いたら、「こんなボロ車、誰も盗みはしないよ。」と笑ってました。10数年前のネブラスカ州は治安が良かったのでしょうか?


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