
この数ヶ月、Nike+ iPodを使ってランニングの記録をしているのですが、ちょっと不満が出てきましたので書いてみようと思います。
一番の問題は距離計測が走り方に依存する事です。Nike+iPodのしくみはシューズに加速度センサーをつけて、その動きや蹴り出しの強さなどから、距離を計測しています。ですから最初に、400mの距離で自分の走り方やシューズに合わせてデバイスを補正しなくてはなりません。ところが、坂道で平地と走り方が変わってしまうと、距離やペースを正確に計測できなくなってしまいます。
私の自宅は阿蘇山の外輪山の裾野の端あたりに位置しています。自宅を出発してお気に入りのランニングコースは阿蘇山方向へ1時間走って折り返して帰ってくる往復コースです。住宅街を抜けてしばらく走ると阿蘇の外輪山が一望できてなかなか爽快です。
必然的に往きはほとんどが上り、帰りはほとんど下りという事になります。上りだとどうしてもストライド(歩幅)が小さく、ピッチ(回転数)が多くなります。下りでは逆です。そうすると、なぜだか同じコースを折り返しているのに片道10kmの往復で400-500mの誤差が出る場合があります。距離が判っている同じコースを走っている分には問題がないのですが、違うコースを走ると正確なペースや距離がわかりません。
また練習用のやや重たいけどクッションの良いシューズ、レース用のソールが薄い軽いシューズとそれぞれ何足か持っているのですが、シューズを替えるといちいち補正が必要になります。これがかなり面倒です。
それにNike+のシューズではソールにあるくぼみにセンサーを入れるようになっているのですが、他のメーカーのシューズやNikeでもNike+以外のシューズではホルダーを利用して靴ひもに付ける事になります。これが意外とセンシティブで走っている途中に靴ひもを緩めると計測値に影響する事もあります。
細かい使い勝手の問題では一時停止がしにくいという事があります。住宅街を抜けるまでは運が悪いと信号ごとに止まらざるを得ない事があるのですが、ペースを見ながら走っているので、かなりモチベーションが下がります。ここですかさずiPodの一時停止ボタンを押すとワークアウトを中断できてペース計算に影響しないので便利です。
ところが、ボタンを押すためにはいちいちウエストポーチからiPodを取り出さないといけないのが面倒です。腕時計型のリモコンAmp+(日本未発売)を買えば良いのですが、Nike Shopのカスタマレビューを見ていると故障や初期不良も多いようで躊躇してしまいます。簡単な事なのですが、3秒止まっていたら自動的に一時停止するように設定出来れば取り出す必要もありません。ソフトウェアのアップデートだけで出来そうに思うのですが、どうなんでしょうか?
今のところ、Apple社の対応はあまり良好とは言えなくて、距離でフルマラソンやハーフマラソンを選択すると距離がマイルになってしまうという不具合?もずっと解消されていません。カスタムで距離を42.20kmに設定するしかないのはちょっと面倒です。これもソフトウェア上だけの問題だと思いますので、早くなんとかしてくれないかと思います。
ただ、いろいろと書きましたけど定価で3400円、実売は3000円以下ですのでiPodさえ持っていればかなりお買い得だと思います。
